JACK 5
戦いは激戦でした。
多くの仲間が死んでいきました。
僕たちが、劣勢なのは冷静に考えれば明らかです。
しかし、僕はこの戦いは勝たなければならないと思っていました。
手段を問わずに。です。
そして、作戦が計画されました。
5〜7の部隊を編成し直し、小隊編成で、
敵陣に奇襲をかけるのです。
ボブも志願し、僕の部下になっています。
白人の部下たちは彼をいじめます。
しかし、ボブはそれは仕方のないことだと言って、僕の心配を他所にします。
彼らは上官の僕に従いますが、心底黒人を差別し嫌っているのです。
ボブは祖国のためというより、僕を守るために戦うのです。それがわかります。
君を絶対に死なせない。僕は彼のことが心配です。
とても嫌な予感がするからです。
民兵になってそれが始めての戦いではありませんでした。
しかし、この攻撃がその日でした。
僕たちは突撃します。
奇襲に北軍の連中は慌てます。
彼らの反撃が遅れます。
僕たちの攻撃が圧倒的に優勢です。
爆音のような銃声と、硝煙の酸っぱい匂いと紫煙の隙間から敵が攻めてきます。
怒号。
怒号。
銃弾が肉を切り裂く音。味方もやられて、次々と銃声がするたびに身体ごと吹っ飛んで行きます。
大地を駆け上がる重いブーツの音。
走る度にカチャカチャと金属が当たる音がします。
腰につけたポーチの補充の弾丸の音です。
息が上がります。
心臓が飛び出しそうです。
小高い丘を駆け上がった時、
先陣を切っていたボブが撃たれた!
彼はスローモーションのように後ろに吹き飛びます。
ああ!
ボブ!
彼の胸からみるみる赤い血が溢れてきて止まりません。
暖かい、命がボクの指の隙間、掌の隙間からどんどん、どんどんどんどん逃げて行きます。
止まらない!
血が止まらないんだ!
オー!
ボビー。
血が止まらない!
どうか!
ボビー
こんな!
オー。
神様!
なんてこった!
こんなことになるなんて!
彼は、血と泥と汗まみれの右手で僕の頬に触れると、涙の滲んだ目が大きく見開いて、何かを言いかけ、手が力無く崩れ落ちます。
この時の奇襲作戦はうまくいき、戦闘は僕たちの軍の勝利でした。
しかし戦争はしばらくして敗北します。
大きな犠牲と、計り知れない傷跡だけを残して。
死体は持ち帰りません。骸は捨て置かれるのです。
しかし、僕はボブをなんとか連れ帰ります。
故郷の土に埋めてやりたかったのです。
ところが、村の連中は、村の墓地に彼を埋葬することは許さないと言います。
国を守るために死んだのに、酷い仕打ちです。
絶対にナーイだ!(あるいはネイだ!)といいます。
彼が奴隷のニガーだからです。
なんてこった!
なんて酷い連中なんだ!
僕は怒鳴り散らします。
しかし、私がそんなことをしたって、どうにもならないのも感じています。
僕は、ボブに詫びます。
許してくれ。
こんな形しか君にしてやれないことを。
屋敷に連れて帰り、敷地の木の根元に埋めてやります。
ちゃんとした墓標も無い弔いです。
すまない。
ちゃんと埋葬すらしてやれなかった。
僕は無力だ。
君に助けてもらってばかりだったのに、
最後すら、こんなんだ。
許してくれ。
かわいそうなボブ。
許してくれ。
彼の墓の前でうなだれている僕に、そっと妹のキャシーが手を添えて言います。
「大丈夫よ。彼は恨んだりするような人間じゃないわ。兄さんがよくわかってるでしょ?さぁ。家に入って。こんなところで泣いてたってしょうがないでしょ。入って、そしてお茶にしましょう」
とてもそんな気分ではありません。
それでも無理強いする妹の入れてくれたお茶を飲んでいると、僕はなんだか、スッーと心が落ち着きを取り戻すようでした。
戦争を生き延びた僕を支えてくれたのは、
妹のキャシーでした。
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