魂の始まり
心の奥底で、そういえば、自分の魂の一番最初はどうだったのか?
いつから、自分は『自分である」という認識を持ったのか。
という疑問が湧いてきます。
僕の魂は、その最初の、発現まで遡ります。
誕生。
というより、夜明け、朝、目覚める感覚。
そういう空間です。
意識の覚醒、
魂の始まりの始まり。
スタート地点。
あるいは、ビッグバン?
光の放出
宇宙。
ボクは光。
そして、
バイブレーション
意識が明瞭になります。
そして、気がつくと、ボクは強烈な光の中にいます。
四方から、
天地を揺さぶるような、(天と地はありませんが…)
地鳴りのような激しいゴーーーという唸りと、
全身を揺さぶるような激しいバイブレーションが、
ボクを包んでいます。
激しい、強烈な振動。
宇宙そのものが、強烈に振動している感覚。
というより、
むしろ、それそのものが、ボク自身なのだということに、
意識がはっきりしてくると、やがて気がつきます。
ボクは光であり、
轟音と共にある強烈なバイブレーション。
それはとてもとても激しく、
己の存在を揺さぶる様なバイブレーションです。
そうして、すべては歓喜と愛に満ちています。
まだ、宇宙という概念は存在しません。
そう、ボクが宇宙そのものなのだ。
それを感じます。
ボクは大いなるものの一部。
しかし、一部でありボクは大いなるものでもある。
深遠なる御心は、ボクにはわかりません。
わたしはここに在る。
内なる声が、聞こえます。
しかし、それは自分の声かもしれません。
あるいは創造主の方の、内なる声かもしれません。
しかし、ボクはボクです。
今の体の中にいる感覚となんら変わりません。
世界の見え方も、感じ方も。
むしろ、もっとよく知覚できる感じがします。
ここに、私がある。
ボクはこの時、
すべての出来事の感覚を感じています。
そう、
ルイジアナの大地で、血を流して息絶えたボブを抱きしめていた時のこと。
火炙りの刑になった、あの少女こと。彼女の純粋さ、人々の苦しみ、苦悩。
荒れ狂う雷と、嵐の中の大海原をかける船の上で、足が震えていたペルシャの少年時代。
愛よりも、国家に準じたローマ兵。
自分の命よりも、兄の行く末を思った、羊飼いの少年が死に際に流した涙。
その刹那の中で、
風のように、魂に刻まれている壮大なドラマが、
ボクの中を、一瞬に駆け抜けていきます。
でも、それらはボクの中のほんの一部のことにすぎません。
もっとたくさんの人生や、ドラマ、経験があります。
宇宙に刻まれた星々の刻印。
全ては、ここにあるという感覚。
わたしは存在する。
経験すること。
全てを経験するということ。
全ては、大いなる経験。
全ては、そのために存在する・・・