Ahmad’s episode 3-1

スパイスと大航海の人生

Ahmad (あるいはMuhammad)(アフマド/アハマド、あるいはムハンマド)

慈悲あまねく慈悲深きアッラーの御名において
万有の主、アッラーにこそ凡ての称賛あれ

In the Name of Allah, the Most Gracious, the Most Merciful.
Unto Allah belongeth all praise, the Lord of the Worlds.

ペルシャ

今のイスタンブールあたりでしょうか?

窓辺から遠くに海が見える小高い密集した街に家。

訛りのあるペルシャ語

イスラム文字
クルアーン
モスクの丸い塔

私の身なりといえば、
んー。そうですね、
ターバン、縞模様の上等な服。

金と宝石飾りのある脇差。

絨毯に、ふかふかのクッション。

四十六、七歳。
私は、まあ、いささか太っているかな。

目は、今のボクと同じ。ダークブラウン。眼差しが同じ。

髪は黒です。
癖っ毛です。

その時、
なにか香ばしく焼ける匂いがしてきました。

パンが焼ける時の香ばしい香り。
あの私の大好きな匂い。

その時わしは、とても腹が空いていた。
ゆっくりとした遅めの朝。

私はナーンが焼けるのを待っている。

私の妻のサリーが石窯で焼いているだが、妻は料理が下手なのだ。

良い妻だが、料理は使用人の方が旨い。

しかし、朝食はこうして、妻が支度をする。

あゝ、ほらほら、言わんこっちゃない。
サリーはまたナーンを焦がしおった。

わしは、それを我慢して食べる他ないじゃないか。

銀食器に入った、ヨーグルト、果物、(ナツメヤシ?)、チーズ、

フライドエッグ(黄身が半熟の)、スパイスを利かせた鳥と緑野菜の炒め物。
これはわしの好物。
食事はよい。
私はこの時間がとても好きだ。

妻のサリーはナーンがうまく焼けなかったのをわしに咎められてしょげている。

彼女は火加減が難しいと愚痴をいう。

最近は私たちは口喧嘩ばかりだ。

でも、彼女は一所懸命に私や私たち家族に尽くしてくれているのがわかる。

そう、
かつての私たちの燃えるような愛はないが、
私たちの穏やかな生活。
そして私もサリーもこの生活に満足している。
不満などあろうか。

私の生活に不自由はない。
私は相当の富を得ているのだから。

私の指には重いほどの金の指輪や、宝石の指輪、(全部の指にしている)、金のブレスレット。
宝石のついたネックレス。

地位の証。
豊かな髭。

何事も神様の思し召し。

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